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クルドのおいしいケバブ料理

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結婚祝いもかねて、シアター「なんみんと夢」の友人の新居におじゃましました。久しぶりに再会できて、本当に嬉しかったです。

友人は結婚の直前に入国管理局に収容されてしまい、最近ようやく開放されたばかり。17キロもやせてしまったとのことで、とても心配していましたが、体重も少し戻ってきたようで安心しました。


なすのケバブとスープはとてもおいしく、昼ご飯を食べていったはずなのに、おかわりまでしてしまいました。


現実には理不尽なこともたくさんありますが、それでも他人への気遣いを忘れない彼らに出会えて本当に良かった。これからも1人の友人として長く付き合っていけたらと思っています。

「なんみんと夢」のゆめ

シアター「なんみんと夢」のメンバーの1人が上京し、久しぶりに再会しました。今は長野で子育てをしながら、刑務所に居る青年たちと演劇を作っている、パワフルな友人です。


絵画、音楽、演劇などを含めた「アートセラピー」について、いろんな話を聞けました。精神病棟でダンスセラピストとして働く別の友人から話を聞いたこともあり、とても関心のある分野です。


最近、日本で難民申請中の人たちへの取締りが強化されているそうです。「難民」などの問題は、どうしても国家間の決め事や、遠い世界の出来事という感覚がありますが、シアター「なんみんと夢」で目指した、「国や法律の大きな問題、自分には関われないと壁の外から見るのではなく、誰もがその現実の一部である、と主体的に問題を捉える」ことを改めて思い起こし、自分にできることをしようと思います。

シアター「なんみんと夢」

2006年春。青年海外協力隊の友人に誘われ、日本在住の難民の方と一緒に演劇を作って発表することになりました。

参加者は10人弱。それぞれの関心や価値観の違いはありますが、日本の難民問題を考え、伝えたいという想いは共通でした。


プロの役者ではなく、練習回数も限られていましたが、練習を始めるにあたって参加者全員で確認したことは、「この演劇を作る過程そのものが、難民の方にとって少しでも安らぎの場となること」「難民の方が日頃言えずに心にためている思いを、関心を持つ来場者に直接伝えられる場とすること」でした。


彼らが少しずつ自分の体験を話してくれるようになったのは、それまで地道に長い時間をかけて信頼関係を築いてきた、『(社)アムネスティ・インターナショナル日本』の方々などのサポートがあったからだと思います。


入国管理局などでの彼らのすさまじい体験は、なぜ起こってしまうのか。祖国で命を懸けて同胞を守ろうとした彼らが、逃れてきた他国でなぜ惨めな思いをしなければならないのか。

また、そんな彼らを支え続けるサポーターたちの想い。毎回の練習では、頭の中をいろんな考えがぐるぐるしていました。


本番も、ストーリーをきちんとこなすことより、難民の方が自分の思いを直接言葉で発すること、そのための環境づくりを第一に進めました。

50人の観客が見守る中、主人公の魂の声が会場に広がり、観客がしっかりと受け止めていたように感じます。終演後の共同制作や意見交換も、とても有意義なものでした。


翌年の夏に、第2回の公演を行うことができました。メンバーも増え、1回り大きな会場でたくさんの観客に見守られながら、彼らの声が少しでも伝わる場を作る意味を改めて感じました。

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