目次

フラヒのふろく > 金融危機

農村の日々のあれこれエトセトラ

記事一覧

ホーム > 金融危機

子ども手当て への疑問

保育園の園長をしている母といろんな話をします。

支給が始まった「子ども手当て」についても、少し複雑な思いがあるようです。


まず、「子ども手当て」の支給と引き換えに、各種の補助金がカットされてきていること。

保育園の通園に充てられていた、国と市町村からの補助金が減額されているそうです。

これでは、「子ども手当て」の政策が終わってしまった後には、高くなった育児費だけが残ることにもなりかねません。


次に、「子ども手当て」が必ずしも子どものために使われる保証がないこと。

保育園には、やむをえない事情で子どもを預ける親がいるのはもちろんですが、半ば育児放棄のような状態で子どもを預ける親も少なくないそうです。

これまでの育児手当を拡充し、保育園などへの補助金を充実させる方が子どものためになりそうなものですが。


使途を子どもに限定しないのであれば、「子ども手当て」は「地域振興券」や「定額給付金」と違いがありません。

「地域振興券」や「定額給付金」は景気対策でしたが、本当に効果があったのか疑問です。

一方で、複雑な算定額の決定や告知など、手続きにかかる膨大な経費もすべて税金。


行政はあまり余計なことをせず、必要最低限のことを丁寧に行っていけば良いのでは。

子ども手当て、少し心配です。

危機は分かった。じゃあどうすれば?

いろいろな「危機」が伝えられています。それをまとめてみると、大きくは2つの「危機」にいきつくのでは、と思います。


1つは「食糧危機」。食べ物が不足する。

異常気象、地球温暖化(あるいは地球寒冷化)、世界人口の増大、生態系の変化、砂漠化(農地の減少)、水資源の枯渇、太陽活動の活発化など。


もう1つは「金融危機」。お金が不足する。

失業率の増加、賃金カット、各種補助金の削減、消費税を含む増税、世界的な不況、日本国破綻(デフォルト)など。


それぞれの危機について、いろいろな分析や原因の究明が行われていますが、正直なところよく分かりません。

たとえば、「本当に地球は温暖化しているのか?」「消費税の増税は必要なのか?」など。

とても身近な話題で、議論は活発に行われていますが、それぞれの発信者にそれぞれの意図がある以上、どのような意見も、第三者が分析するのはとても難しい。


一方で、「その危機をどう解決すれば良いのか」「その危機にどう対処すれば良いのか」といった、解決策・対処法は、驚くほど少ないように感じます。


もちろん、原因やことの真偽が分かれば、それに越したことはないのですが、、、。それだけ、解決策・対処法は難しい、あるいは影響力が大きいんだと思います。


世界中で真実の追求に日夜取り組んでいる人達、また悪役に徹している人達に敬意を表しつつ。


新生活を始めるにあたっての目標の1つである、「目指す生活スタイル」と「食べ物・お金の危機にも対処できる生活スタイル」の両者を近づけていけるように、現実的な模索を続けたいと思っています。

つながらなければ何もできない

紡[つむぎ]の定例会に参加しました。新しく参加する人も増え、ざっくばらんな話がとても興味深く、勉強になります。


昨年の秋から続く今回の金融危機は、1998 年頃に起こったアジア金融危機を超えてしまうかも知れないそうです。

当時、山谷の炊き出しには700~800人ほどが並び、お米が不足して、年間200万円ほどかかり、他の地域でもお米が不足したため、いくつかの団体が共同で『フードバンク』を立ち上げたという話を聞きました。そして最近の山谷の炊き出しでは、600人を越えるホームレスの人たちが並んでいると言います。


昨年末に立ち上がった『派遣村』も今月で終わることを聞きました。派遣村は、各地域のホームレス支援団体にとっても、セーフティネットの役割を果たしていたそうです。28日には、浅草でシンポジウムが開かれ、総括と今後の展望が話し合われるそうです。


話は社会運動にも及びました。そもそも「支援者」というスタンスは疑問で、自分も社会の一員なんだから、立場は違っても同じ社会の「当事者」ではないのか。支援する側の数は増えないのに、当事者の数が増え続ければ、今回の派遣村のように限界が来るのは当然で、結局は当事者がやっていくしかない。

社会運動の根幹には、人としての尊厳を奪われている現実があり、それを取り戻すには地道な「共同作業」しかない。など、多様な意見交換の場となりました。


また、長年ホームレス支援に関わっている人から、派遣村に来る若者には、1人で働いて、1人で辞めさせられ、1人で路上に出て、1人で派遣村に来る若者が多かったことを聞き、特に最近の傾向として、労働者が孤立させられている現実が見えてきました。

「つながらなければ何もできない。人をつなげていくのが、支援団体の役割なのでは」という言葉が印象に残っています。


では、なぜ人はつながろうとしないのか。つながるには、まず今の自分を認める必要があるが、「本当の自分はこんなんじゃない」と、自分の現実を受け入れられないのでは、との見方も出ました。

海外の貧困支援の現場に関わっている方からは、『ピア・カウンセリング』を国内の貧困問題の支援活動にも使えないかとの提案もありました。


また、「屋根には人の命を守る側面もあるが、人を孤立させる側面もある」という言葉に驚きました。生活保護を受け始めてアパートに入ることにより、路上生活で作り上げたコミュニティから離れてしまい、孤独になる人が後を立たないとのことで、「”どう路上を脱するか”も大切だが、”どう路上で生き抜いていくか”、”どう人とつながっていくか”という切実な問題も忘れてはいけない」と話していました。


毎月、本当にたくさんのことに気付かされます。現実はいっそう厳しく、自分にできることとして、悩みつつも発信していこうと思います。

ページ移動