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シアター「なんみんと夢」

2006年春。青年海外協力隊の友人に誘われ、日本在住の難民の方と一緒に演劇を作って発表することになりました。

参加者は10人弱。それぞれの関心や価値観の違いはありますが、日本の難民問題を考え、伝えたいという想いは共通でした。


プロの役者ではなく、練習回数も限られていましたが、練習を始めるにあたって参加者全員で確認したことは、「この演劇を作る過程そのものが、難民の方にとって少しでも安らぎの場となること」「難民の方が日頃言えずに心にためている思いを、関心を持つ来場者に直接伝えられる場とすること」でした。


彼らが少しずつ自分の体験を話してくれるようになったのは、それまで地道に長い時間をかけて信頼関係を築いてきた、『(社)アムネスティ・インターナショナル日本』の方々などのサポートがあったからだと思います。


入国管理局などでの彼らのすさまじい体験は、なぜ起こってしまうのか。祖国で命を懸けて同胞を守ろうとした彼らが、逃れてきた他国でなぜ惨めな思いをしなければならないのか。

また、そんな彼らを支え続けるサポーターたちの想い。毎回の練習では、頭の中をいろんな考えがぐるぐるしていました。


本番も、ストーリーをきちんとこなすことより、難民の方が自分の思いを直接言葉で発すること、そのための環境づくりを第一に進めました。

50人の観客が見守る中、主人公の魂の声が会場に広がり、観客がしっかりと受け止めていたように感じます。終演後の共同制作や意見交換も、とても有意義なものでした。


翌年の夏に、第2回の公演を行うことができました。メンバーも増え、1回り大きな会場でたくさんの観客に見守られながら、彼らの声が少しでも伝わる場を作る意味を改めて感じました。

タグ:20代 なんみんと夢 難民 舞台

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